弊社は、昭和57年2月1日個人創業、昭和58年7月1日法人組織変更し、ここ石巻の地で始まりました。
当時は借家の一室を事務所にし、押入の襖を取払い棚の上に白い紙を敷いた机又扉に脚を付けただけの製図台を使用するなど大変粗末なものでした。当初より共に働いてきた社員においては大変心細い想いをしたでしょうが、そこには「これから俺たちの会社を創るのだ」という気概があり、夢満タンでありました。
社名においても、広くあてにされることを念じ又は私物でない共有のものとして「技術を持って、国を拓き、建てる」想いを込めて「拓建技術」としました。
平成26年3月11日東日本大震災に遭遇し、社屋は全壊しましたが、職種的に真価が問われる時が来たと考えております。
元来日本人は、与えられた仕事を、自分の責任として命をかけて戦ってきたと思います。他人に責任を押し付けても、何の解決にもならないと考え、「自分の生まれた地域にあてにされよう」と心がけ、「満足ではないにしろ納得のゆく、人と人との心の通い合った、義理人情のある経営」を目標に「地に足の着いた、地域にあてにされる企業」を信念とし、初心に返り鋭意努力していきます。